オゾン水
当院のスタッフはオゾン水手洗い装置(ハンドレックス・医療認可機器)で頻回に手洗いをしております。オゾン水で手洗いをして患者さん毎にゴム手袋を装着することで安全安心の医療に努めております。
オゾン水手洗い装置(ハンドレックス)
新開発の触媒による電気分解方式なので、水道水のみでオゾン水を生成できます。オゾン濃度は4ppmで、オゾンガスを使用しないため安全で、常に安定した濃度のオゾン水を生成します。手を差し入れるだけで、自動的にオゾン水を生成し手洗いが開始されますので、歯科診療中の手洗いに大変有効な手洗い装置になります。
オゾン水とは
ドイツ、スイスの化学者である、クリスチアン・シェーバインによって1840年に発見されました。彼は雷雨の中でオゾンが現れることに注目し、その奇妙なにおいから、ギリシャ語で臭いを意味するオゼインに因んでオゾンと名付けました。
自然界には、地上25㎞付近に濃度10~20ppmのオゾンが存在します。地上では、日光や紫外線によりオゾンが生成されており、海岸では濃度0.05ppm、森林地帯では0.05~0.1ppmのオゾンが存在しています。
オゾン水は色々な分野で使われている
オゾンは、自然界ではフッ素に次ぐ強い強酸力を持っており、塩素の約7倍です。この強力な酸化作用は、殺菌・脱臭・漂白などに利用されています。
ヨーロッパでは古くから様々な分野で利用されており、近年、日本でも医療・農業・水産業など、様々な分野で利用されています。
オゾン水は色々な分野で使われている
オゾンは、自然界ではフッ素に次ぐ強い強酸力を持っており、塩素の約7倍です。この強力な酸化作用は、殺菌・脱臭・漂白などに利用されています。
ヨーロッパでは古くから様々な分野で利用されており、近年、日本でも医療・農業・水産業など、様々な分野で利用されています。オゾンは様々な分野で活躍しています。ほんの一例をご紹介します。
水道局
全国17都道府県、61箇所の浄水場で高度浄水処理にオゾンが使用されている。
食品分野
カット野菜等、冷凍マグロ(水産加工工場)等
製紙工場
パルプの漂白
タオル工場
今治タオル等
オゾン漂白を採用することにより、二酸化炭素の排出や薬品使用料の大幅な削減が可能となった。
オゾン漂白は平成20年6月20日にエコマークの基準認定を受けており、正式に国が認めている環境技術である。
オゾン水の作用
オゾン水とは、オゾン(O₃)を水に溶解させたものです。水中では、オゾンよりも強力な酸化剤であるOHラジカルが生成され、様々な酸化作用を引き起こします。
OHラジカルの生成
オゾン(O₃)は不安定な分子であるため、オゾンの状態で長時間存在することができず、酸素原子(O)を1個放出して酸素分子(O₂)に戻ろうとする性質を持っています。
自己分解された酸素原子が水中の水分子(H₂O)から水素原子(H)を奪うことにより、OHラジカルの生成が起きます。
OHラジカルは電子が不足した不安定な状態であるため、自身が安定するために近くの有機物から電子を奪い取ります。また、反応性が高く、強力な酸化力を持っているため、電子を奪われた有機物は結合を分解されます。この作用により、殺菌・脱臭・漂白などの効果が得られます。
作用原理
オゾン水による殺菌作用は、
などによって起こります。また、それらを同時に起こすことにより、殺菌効果を得ています。
特徴
などが挙げられます。
ここの情報は「日科ミクロン株式会社」の感染防止機材ポータルサイトより引用しております。