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当院での閉塞性睡眠時無呼吸症に対する ロ腔内装置治療の実際 ~ 日本睡眠歯科学会多施設研究との比較につ いて

· 睡眠時無呼吸症候群論文

○田賀仁1)、米永一理2)、松尾 朗1)、江野 幸子1)、安光智洋1)、河野千代子3)、高戸 毅4)交通医学 73(1/2): 41-41, 2019. 【目的】日本睡眠歯科学会は多施設研究班 (JAMS Study)を立ち上げ、日本国内における 閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)に対する口腔内 装置(OA)治療の現状を調査した。今回、JAMS Studyと当院のデータとを比較し、当院での OA治療について再考する。 【方法】JAMS Studyでは10施設を対象に 2014~2015年の2年間におけるOSA初診患 者の治療経過について後ろ向きに調査を行って いる。その結果と当科でのOA治療の現況につ いて、初診時の年齢、性別、肥満度、無呼吸低 呼吸指数(AHI)、 OAの形態、再調整の有無、 副作用の有無、治療後のAHI等について比較検 討した。 【結果】JAMS Studyにおける総患者数は3217 人、OA治療患者は2947人(91.6%)、治療評 価を受けた患者は1600人(54.3%)であった。 当科における総患者数は122人、OA治療患者 は89人(73.0%)、治療評価を受けた患者は87 人(97.8%)であった。 【考察】本研究により、当院においてOA治療を 選択しその効果判定検査を受けた患者の割合は はJAMS Studyにおける平均と比較し高率に 実施されている事が明らかとなった。これは、 当院の医療従事者が鉄道会社の職員として睡眠 治療への責任を強く感じながら診療に従事して いる結果であると考える。

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