Anumula L, Kumar KS, Krishna CM, et al. Antibacterial activity of freshly prepared ozonated water and chlorhexidine on Mutans Streptococcus when used as an oral rinse-A randomized clinical study. J Clin Diagn Res 2017; 11(7): zc05-zc08.
概要はじめに: 虫歯は、歯の罹患率の最も一般的な原因の1つである。病原体の個体数、すなわちミュータンス連鎖球菌(MS)を減らして虫歯の発生率を下げ、虫歯の攻撃に対する歯の抵抗力を高める試みが行われてきた。
目的: クロルヘキシジン(CHX)と比較して、MSの代替の洗口剤として提案することで、新たに準備されたオゾン化水の抗菌効果を評価する。
材料と方法: う蝕発生率が高く、MSカウントが105コロニー形成単位(CFU)を超える被験者を選択し、ブロック無作為化によってそれぞれ23人の被験者の2つのグループに分けた。被験者は、オペレーターの監視下でそれぞれの洗口液を14日間連続して使用するようにアドバイスされた。1日目、7日目、14日目に刺激を受けた唾液サンプルを被験者から収集し、口腔洗浄液の使用中のMS数の変化を分析した。得られたデータを表にして統計的に分析した。
結果: 新たに調製したオゾン水は、CHXと比較して、7日と14日の間隔の後、MSカウントの統計的に有意な減少を示した。
結論: 口内洗浄剤として連続して使用した場合、オゾン水はMSカウントの大幅な減少をもたらした。したがって、クロルヘキシジンの代替として使用できる。
キーワード: 水性オゾン; 虫歯; 高い虫歯リスク; 口腔洗口。