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(オゾン水)Anterior chamber irrigation with an ozonated solution as prophylaxis against infectious endophthalmitis.

感染性眼内炎に対する予防としてのオゾン化溶液による前房洗浄

· 感染制御学論文

Takahashi H, Fujimoto C, Matsui H, et al. Anterior chamber irrigation with an ozonated solution as prophylaxis against infectious endophthalmitis. J Cataract Refract Surg 2004; 30(8): 1773-78.

概要

目的: 眼内炎の予防策としてのオゾン化溶液による前房洗浄の有効性を評価する。

設定: 日本医科大学眼科、東京、日本。

方法: 培養中のヒト角膜内皮の生存率は、WST-8アッセイ、乳酸脱水素酵素(LDH)放出アッセイ、および10から60秒間4から40 ppmの溶液に曝露した後のトリパンブルー排除アッセイによって評価された。 。生体内効果は、トリパンブルー排除アッセイによるウサギ前房の4 ppm溶液の洗浄1週間後に観察された。4 ppm溶液による前房洗浄の殺菌効果を、ブタの眼にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)で汚染された眼内レンズ移植後の房水の細菌コロニー数で調べた。

結果: WST-8アッセイでは、4 ppmの溶液に10秒間曝露しても生存率の有意な低下は見られなかった。乳酸デヒドロゲナーゼ放出およびトリパンブルー排除アッセイは、4 ppm溶液への60秒の曝露後に同様にほとんど損傷を示さなかった。治療の1週間後のウサギの角膜では、4 ppmの溶液への30秒間の曝露による損傷は有意ではなかった。MRSAコロニー数は、前眼房に眼科の外科手術用デバイスが存在しない場合に、4 ppmの溶液に5秒間曝露することでほぼ完全な殺菌作用を記録した。

結論: 10秒間の露出後の角膜内皮への限定的な損傷と5秒間の露出による強力な殺菌作用は、眼内炎の予防としての4 ppmオゾン化溶液による前房洗浄の有効性を示唆している。

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